Topics&Columns(2001年2月25日)
オーストラリアのピノ・ノワール ワインショー
2月12日付のワインプロにありました記事からです。モーニングトン・ペニンスラ・ピノ・ウィークのはなしです。3月10日より開催されるようですが、次のようなワイナリーが参加します。ピノ・ノワール好きにはたまらないワインショーだということ。はっきり言って下記のワイナリーは、訪問したことのあるエルドリッジ以外全く知りません。一体全体オーストラリアのワイン業界はどうなっているのでしょう?というか全くフォローできなくなってしまった。
Darling Park Vineyards、Dromana Estate、Eldridge
Estate 、Elgee Park、
Hickinbotham of Dromana、Main Ridge Estate、Miceli、Mt Eliza
Estate、
Osborns、Paringa Estate、 Peninsula Ridge Vineyard、 Port Phillip
Estate
Red Hill Estate、Stonier Wines、Stumpy Gully Vineyard、The Duke
Vineyard
Tuck's Ridge、 Turramurra Estate Vineyard、 Willow Creek
Vineyard
オーストラリアのワインショーと言えば、メダルがつき物ですが、2月8日のワインプロで、ジェイムズ・ハリデーが書いている記事があります。「ゴールド・メダルはどれくらい価値があるかということを聞かれる。いくつももらっていて、またもらった。ということではあまり意味がないかもしれないが、新たなワイナリーが受賞したという事であれば意味がある。」という事で、Heatfield Ridge を紹介しています。このワイナリーは1998年設立で、サウス・オーストラリア州にあります。20000本の生産で、イギリスに輸出されています。日本はどうなっていますでしょうか?(H)
苦戦するブルガリアワイン
ブルガリアのワイン業界が、政府の援助を求めているという記事がブルーンバーグにでていました。
われわれ日本人にとってブルガリアワインといってもさほど高い品質を持つというイメージはありませんが、東ヨーロッパでは古くから品質のいいワインを造る地域として知られてきました。共産主義の崩壊でもとのオーナーにもどされたブドウ畑ですが、ワイナリーにブドウ畑を維持していくだけのキャッシュがなく、その結果として品質が落ちつづけています。なんとも皮肉なことです。98年から2000年にかけてEUに対する輸出量は半減し、全体では36%減です。ハンガリーも同様の状況にあります。
記事によると、カリフォルニアのガロのような品質の高さと安定性が求められている(!)とか、ブドウの木が20年もたっていて植え替えが必要であり、生産性の高い品種へスイッチする必要があると指摘されていいますが、これって品質面では逆効果なのではないかと・・・・。
ワイン・ドット・コムとデカンター・ドット・コムとの提携
いくつかのソースが伝えた情報です。
デカンターといえばイギリスのワイン情報誌であったのですが、、、この提携の中では、Wine.comはアメリカでデカンターが提供する様々な情報を、コンテンツとして紹介できるという内容のようです。デカンターにしてみれば、より良く知られるようになり、Wine.comにしてみれば、内容を濃くできるということのようです。
確かにオンラインワインサイトの情報のチープさは、われわれ一般消費者から見れば「バカにしているのか」といいたくなります。ワインのボトルだけのせて、リストだけ載せて値段を横に書いてあるといったようなものばかりで、要は「ワインを知らなければ来るな」といいたげなサイトばかりです。そういう意味ではWine Todayなどは優れたサイトであると思っていたのですが、残念ながらNY Timesに吸収され、その一部のようになってしまいました。上記のような提携というのは大事ですよね。(H)
ワインMBA
Ecole Superieur de Commerce de Bordeauxというボルドー・ビジネス・スクールというものがあるのですね。新設なのか、以前からあるのかは存じません。そこで5月14日からワインビジネスに携わるビジネスマン向けのMBAコースが始まるそうです。一年にわずか20人の少数精鋭です。ボルドーだけでなく、提携する大学各地で講義があるそうです。カリフォルニア大学デービス校をはじめ、チリのポンティフィシア大学、サウス・オーストラリア大学、そしてなんと慶応大学のビジネス・スクールでも・・・。日本市場への売り込み方なんかを講義するのでしょうか??
ワインの表現
ただでさえ、わかりにくいとされるワインの独特な表現ですが、日々、新しい用語が登場します。最近では、「礼儀正しい(polite)」「知的な(intellectual)」「外交的(diplomatic)」「超自然的な(transcendental)」などがよく使われるようになっているという研究結果がでていました。ニュースソースはロンドンのデイリー・テレグラフ紙です。アリゾナ大学の言語学者がBBCのワインプレゼンターであるジリー・グールデン氏の使う表現を研究した結果ということなので、すべてのワイン批評家にあてはまることではないのかもしれませんが、既存の表現では自分の感じたワインの味わいを表現できないと、ワイン批評家は目新しい言葉を使う傾向にあるのは確か。いくつものワインのコメントが同じだと読んでいても退屈になるということもあり、ワイン通といわれる人たちもそれを楽しんでいるふしがありますよね。それが一般人を遠ざけている要因になっているのもまた確かですが。