Topics&Columns(2001年3月18日)
先週のアクセス数をチェックしましたら、激減しておりましてやはりこのような情報提供も飽きられてきたのかなと感じております。どのような情報を皆さんが望んでおられるかをお聞かせください。
ヴェガ・シシリア
3月13日付フィナンシャル・タイムズ・オンラインからの情報によりますと、ヴェガ・シシリアはアルゼンチンに進出することにした模様。一方アルゼンチンのフィンカ・ラ・アニータとの共同生産は否定しました。
もう一つアルゼンチンの記事がありました。3月14日付のワイン・スペクテータオンラインに出ております。ニコラス・カテーナが、新たなワイナリーを完成させたというものです。「カテーナ・セパータ」となが付いているようです。カテーナは、ボデガ・エスメラルダで有名になりました。ちょっとだけデザイン画が載っておりますが、アンデスのピラミッドを模したような形のようです。と思いましたら、マヤのピラミッドを模したとの記載があります。18万ケースを生産するが、ハイエンドのワインも生産するということ。最初にボトリングされるワインは、ワイナリーの名と同じ「カテーナ・セパータ」というワインで1997年物で、予定価格はなんと80ドルだそうです。どのようなワインが登場してくるのか楽しみですね。(H)
ヴァージンワイン
皆さんはヴァージン・ワイン・ドットコムというのをご存知でしょうか。いわゆるヴァージングループで、ワイン・プラネットを吸収した英国のオンラインワインショップです。
例えば、Antinori Chianti Classico Riserva 1997, Tuscany, Italy は「リッチで繊細なワイン。最もソフトでスタイリッシュなキャンティ」というコメントで8.99ポンドです。ソフトでスタイリッシュという意味は、飲みやすくて洗練されたという意味でしょうか。安いですね。日本では2500円ぐらいでしょうか。以前はアメリカからワインを買うほうが安かったと思い込んでいましたが、最近はそうではないのかもしれませんね。イギリスから仕入れた方が安いかもしれませんね。無論送料は考えていませんが。
アメリカはオークションでの価格は「景気後退」の声が聞こえ始めても記録的価格を更新中です。(H)
税金問題
イギリスの輸入関税は1.16ポンド/ボトル(約200円)、フランスは0.02ポンド/ボトル(約40円)、日本は150円です。イギリスは高いですね。イギリスの場合、シャンパンは1.65ポンド(約280円)もするそうですね。
3月9日のFTによればイギリスでの関税アップは凍結されたようですが、反発したのはスコッチ業界とのこと。日本も全く同じですね。税金というのは人間が恣意的に課すものなので、どうしても政治の駆け引きに使われます。リカーのドリンカーとワインのドリンカーが同じわけがないのですが。(H)
アシェットのワイン・アトラス
新たに発行されたアシェット版ワインアトラスについて、3月13日付のワインプロにジェームズ・ハリデーが書いていました。
写真とコメントは、正当な見識に基づくものであり、フランスの中でもあまり訪問されることのない地域をカバーしている。しかし地図についてはあまりに詳細に書き込んであり、顕微鏡か何かで見ない限りどれがどの道かが判読できないほどである。地名についても脈絡のない名称がちりばめられていて、どこがどこか判別できない。私はヒュー・ジョンソンのアトラスで十分であると述べておく。
はっきりした評論でよいですね。無責任か・・・しかし見てみたいですね。アトラスは必ず見てみるのが私の趣味、、、趣味というわけではないですが。いや買うのは趣味かもしれない。(H)
ニュージーランドもカリフォルニアブドウ輸入禁止
以前オーストラリアの話をお伝えしましたが、NZでもカリフォルニア・ブドウの輸入禁止を求める声が高まっているます。オーストラリアでは前月輸入禁止を延長しましたので、昨年より禁止措置を取っています。
ピアース病と口蹄疫の広まりが重なるようです。確かにそうです。この話題も3月13日付けのFTオンラインが伝えています。NZのワイン輸出は、(多分)2000年度、83百万米ドルで前年度の30%の伸び。ワイン協会によれば「NZの経済史上で極めて大きな成功」とのこと。
その成功物語を台無しにする気か!ということですね。(H)
ラトゥールよおごるなかれ
ボルドーには確かに似たような名のシャトー、ドメーヌが存在しますが、、、
事の発端は昨年、ラトゥールの弁護士が、コート・ド・ブライに畑を持つミシェル・グラジヨンに対して、「ラ・トゥール・ガエ」という50年以上に渡って使用しつづけた名称を放棄しろと言いがかりをつけたことでした。裁判所は、ラトゥールを支持し、グラジヨンに対して一ヶ月以内に名称変更をしなければ550FF(約8万円)の罰金を科すと命じました。当の本人は、ただ驚くのみで「綴りさえ同じでない、今まで何も言われなかった。50年も同じ名前を使っているのだ。われわれを殺すつもりか!」と憤っています。われわれがラトゥール側にコメントを求めましたが、ノーコメントでした。
上記は3月16日付のデカンター・オンラインからでした。(H)
サンテミリオン−偉大なる壁の修復
かの地を訪れたことのある方は覚えていらっしゃると思いますが、サンテミリオンには、小さな市街地への入り口に、かつての十字軍遠征の時代に建立されたという、いかにも歴史的建造物に見えるゴシック風の「偉大なる壁」があります。実はこの壁、「いかにも」というからには、相当古いわけで、修復が必要です。
修復には45Kドルの費用が必要といわれています。この建物は1999年にユネスコからブドウ畑の景観を守る歴史的な建物という事で、ある賞を授与されました。しかし、市側はこの修復のためのコストを負担しようとしません。その理由は「市が所有しているものではなく、壁を建立した一族であるずっとレフェール家が所有しているものであるから」との事です。レフェール家は、当然のことながら反発しており、公費の投入が必須だとしているのです。壁に接して建設されている石造りの家は、2ベッドルームですが、なんと360K米ドルで売り出されております。この値段には、ブドウ畑も、当然「壁」も含まれてはいませんが、間近に修復作業を見れるし、世にもまれな保険契約を持つことになるのでしょう。
上記は、3月12日のWine Todayからでした。金出せよ、全く。それぐらい。(H)