Topics&Columns(2001年4月8日)

モンダヴィのラングドックでのプロジェクトに暗雲

昨年、モンダヴィがラングドックでプレミアムワインを造ろうとするプロジェクトが反対にあっているというニュースをお伝えしたと思いますが、情勢はモンダヴィ側に不利になりつつあるようです。

このプロジェクトはもともと、ANIANEという町のもつ5エーカーほどの土地をモンダヴィが借りて、シラーをベースにしたプレミアムワインの生産を目指して森をこわして畑にする、というものでしたが、環境破壊だということや、アメリカ人の進出に快く思わない地元民(とりわけ、Mas De Daumas Gassacのオーナー)がストライキをしたりしていましたが、2週間ほど前に村長が解任され、新しく選出された町のカウンセルは、全員一致で計画の白紙撤回を求めています。地主が反対しているのだからモンダヴィの計画は無理なはずだとMas de Daumas Gassacのオーナーのコメントですが、モンダヴィ側はまだ諦めてはいないようです。

どうなることでしょうか。ワインスペクテータ・オンライン、ワイントゥデイがレポートしていました。

 

西オーストラリア

地図はこちらを参照いただきたいのですが(=>http://www.winetoday.com/wineguide/atlas/wg_atlas_section_map_48_1_0.html)最近はどこのワインも高くなってしまって、かつ面白いワインもなくなっている中で、西オーストラリアのワインは面白いかもしれません。もう高いかな?

西オーストラリアといえば、マーガレット・リバー、そしてスワン・バレーの2つが有名です。最近開発されてきた地域は、グレード・サザン地区です。それぞれの場所は、グレートサザンが、大陸の最南西よりわずかに東、そしてマーガレットリバーは最南西端を回りこんでやや北部、そしてスワンバレーはさらに北部にあり、パースのすぐ東部です。当然のことですが、北部に行きますと気温的にあがりすぎるため品質的には劣るのです。また極めて冷涼なグレートサザンを除いて、全ての産地は「水」に近いのです。

最初に有名になったのはマーガレットリバーのリューイン・エステートでしょう。ムートンのように毎年ラベルが変わる事で知られ、いまはその品質(カベルネ、シャルドネ)で有名です。ケープ・メンテルなどもわりと初期に登場したワイナリーです(カベルネ、シラーズ)。これらは比較的オークを効かしたタイプのワインです。モス・ウッドのピノ・ノワールは最近ではすでに有名です。試してみてください、驚きます。

カレンなどは高い品質(カベルネ・メルロー、シャルドネ)で知られるようになりました。ワインメーカーのヴァンヤ・カレンは、昨年カンタス・ワインメーカー・オブ・ジ・イヤーでした。この話は昨年9月に載せました。熟した果実で凝縮感のあるワインです。安くはないですけどね日本では。ヴァス・フェリックス(実はマーガレットリバーでは最も古いワイナリーなのですが)などは比較的安価でよいワインです。個人的にもよく買います。

そのほかにWine Today、トム・スティーブンソンが推奨しているワイナリーは、下記のようになっています。

【南西海岸】 カペル・ヴェール、エヴァンス&テイトなど。Wine Todayは白の方がよいといっています。

【グレート・サザン】 マウント・バーカー地区とフランクランド・リバー地区に良いワイナリーがあり、ゴーンドレー、プランタジネット、ハワード・パークはいずれも高く推奨しています。

上記にもマーガレットリバーにはザナドゥがありますが、最近ノーマンとの提携話が噂になっています。どなたかシャプティエがマウント・バーカーでやっているプロジェクトのことを教えてください。(H)

遺伝子組み替えワイン

結構この話題が好きな方が多いようです。3月30日にスペクテータ・オンラインが伝えていたものです。

『3月19日、ボーヌに集まるワインメーカー達の姿があった。彼らはTerre et Vin du Mondeというグループを結成し、遺伝子組み替えブドウの栽培の動きを監視することを目指す。私立公立の研究機関が行なう調査結果をモニターし、集め、必要に応じて政府に対してロビー活動をおこなう。このグループは元はといえば、昨年12月に設立され、90以上の生産者が参加しているTerre et Vin du Bourgogneが基盤となっている。

曰く「遺伝子組み替えに反対しているわけではなく、しっかりとした監視活動を行いたいと思っているので、遺伝子組み替えに関する研究活動にはむしろ好意的と考えてもらいたいです。10年間の研究成果でもって、遺伝子組み替えは悪くない、あるいは良くないという結果を出せればよいと考えています。いずれにしても現時点では、組換え済みのブドウも酵母も使いたくはありません」というのはドメーヌ・ルフレーブのアンヌ・クロードの話である。

このブルゴーニュのこういった動きを受けて、10年間のモラトリアム期間を設けるべきであるという嘆願にたいして多くのワインメーカー達が賛同してきているのである。アルド・コンテルノ、ルドヴィーチョ、アンティノリ、エゴンミュラー、パブロ・アルベレス・メスキリスなどが既に賛同済みだ。

3月20日にはボルドーでも同じ組織が設立され、「予見できない後戻りできない」状況をさけ、ボルドーらしさを保つために遺伝子組換えの研究をけん制するとしている。公的資金を集めるとともに、一方では研究をサポートするともしている。

EUの立法者達の中は、段階的に遺伝子組換えブドウの導入を容認することを考えている人々がいるということが明らかになったのは昨年の夏であるが、ブルゴーニュの人々は、このときから10年間のモラトリアムということに対してロビー活動を開始した。(このはなしつづく)』

ワインコンサートフロムオーストラリア

オーストラリアパース在住のフルート奏者、松下奈緒子さんが、ヴィレッジセラーズ社の協力で、日本のギタリストと一緒にコンサートを行ないます。開演前と休憩時にオーストラリアワインが楽しめるワインコンサートだそうです。チケットの申し込みなどは下のウェブサイトからできるようです。

4月19日(木)20日(金)の両日

6時15分開場
7時開演

元代々木ハウス
代々木上原駅徒歩7分

3500円(ワイン付)

http://www.silverstrings.com.au
メールinfo@silverstrings.com.au