Topics&Columns(2001年10月21日)

2001年フランスの出来

10月17日ロイターによりますと、「フランスの2001年ヴィンテージは200年より300万ヘクトリットル程少ない―日照量のせいですが―品質は良いです。8月頃には5百万ヘクトリットルは少なかろうと予想しましたが、秋に入って心配は消えました。現在の市場を考えれば、減産はどちらかといえば良いこと。過剰在庫を抱えている現在、自然は正しいことをしてくれたと思います」とCCVF代表のドニ・ヴェルディエル氏が語ったとのこと。

とくに感想はありません。(H)

ワイナリーの労働者

チャールズ・クリュッグ・ワイナリーというのは、拙訳の「ナパ」にも出てきますが、かつてロバート・モンダヴィが、兄弟のピーター・モンダヴィとやっていたワイナリーですが、現在労働問題を抱えています。かつてお伝えしたことがあったかもしれませんが・・・

労働組合がワイナリーからの新たな労働条件の提示を拒否したことを受けて、ワイナリーが組合員をロックアウトしたのが、さる7月3日でした。そしてその労働者達は、カリフォルニア最大手のハイパーマーケットの「コスコ」のそとで、チャールズ・クリュッグのワイン不買運動をやっているというわけです。要するにピケをやっているのです。

労使交渉は継続しているようですが、双方とも強硬姿勢はくずしておらず、まだまだ混乱は続くようです。労働者の中には、長期にわたる紛争のために経済的に苦しくなっている人もいるようです。

このニュースは10月18日セント・ヘレナ・スターからでした。難しい問題ですね。第三者が軽軽しく評論すべきことではないとは思いますが、ワイナリーからの条件が良くなることは考えられないですよね、この経済状況の中では。

翻ってボルドーなんかは、農奴制度の発展したものですからこんなことはない?労使紛争など聞いたことないですが・・・どなかた教えてください。(H)

2001年のカリフォルニアの厄介者

カリフォルニア州食料農務局が、州内を運搬されたブドウをチェックした結果、いずれも問題の害虫は発見されていないようです。これまで1.65百万トンが収穫されましたが、運搬された68千トンのうち2.4千トンは、被害のあった地域から搬出されたブドウでした。今のところOKというところですか。

この記事は上と同じ10月18日セント・ヘレナ・スターからですが、もっと楽観的な書き方になっています。「大きな安堵のため息」などと書いてあるのですが、まだ早いような気がします。(H)

シシリアのワイン

シシリアのデザートワインと言えば、モスカートのパンテッレリアというワインが私の頭にはすぐ浮かんでしまうのですが、皆さんはどうですか?デ・バルトーリのパッシートでしょうか?酸味は欲張れませんが、非常においしいワインでした。

一方、シシリアで最も有名なワイン生産者といえばレガレアリですよね?と思っていましたら、これから書く情報元になっているスペクテータでは、「シシリーの最大手のワイナリーの一つがトスカ・ダルメリータで、その所有するレガレアリ畑・・・」と書いてあります。?まあいいか・・・しかしパーカーも、サントリーの林さんもワイナリーとして書いてあるのですがね・・・トスカ・ダルメリータは親会社ということなのでしょうか。間違っていたら教えてください。

それでそのトスカ・ダルメリータ社が、アエオリアン島にある20年の樹齢を持つ木々が栽培されたカポ・ファロ畑を購入し、ここでマルヴァジア・デッレ・リパリDOCを生産するようです。この島は別名リパリ島とも呼ばれ、シシリーの北部に位置しています。小さな島々で構成されたこの地域はサリーナと呼ばれ、ユネスコの世界遺産の一つです。私が持っているアトラスにはリパリ島で載っています。

じつは私が書きたい本題は、「いつのまにかロッソ・デル・コンテも見なくなってしまったのはどうしてなのですか?」ということなのです。そうレガレアリが造っていました。かつて2200円という極めてリーズナブルな値段で爆発的なフルーツ・フレーバーを持っていたワインでした。マルヴァジア・ネラとネグロ・アマーロを使っていたような気がします。ここから私のシシリアワイン探求(といっても行ったわけではない)が始まったのでした。

入手方法をご存知の方は、お教えください。(H)

 

 

**********

10月12日のマスターオブワイン協会発表によりますと、今年のMファリングで20ワイナリーのワインをカバーします。バリックヴィルの最近のトピックをご覧ください。

 

全てのコメント、クレームはhm@barriqueville.comまでお願いします。(H)