Topics&Columns(2001年12月3日)
実は引っ越すことになりました。多分一月に引っ越します。場所はまだ未定ですが、気に入っていたマンションだったので残念です。最近は宿探しで忙しいです。
アジアはオーストラリアを目指す
香港のシンジケート団がオーストラリア、ヴィクトリア州のラッセル・ブリッジのブドウ畑栽培に5百万豪ドルを投資するようです。香港ワインソサエティのメンバーは、グッド・アース・グループに資金提供を行なうためにファンドを作っています。
香港ではオーストラリアワインが人気のです。香港ではワインの値段の60%は税金で、オーストラリアワインがとくに安いということはないが、それでも人気を得てきているのは真の実力ということなのでしょうか。
そのクラブのプレジデントであるバリー・バートン氏によれば、ヴィクトリア州ではピノ・ノワールを栽培するといいます。「みなが好きなワインなのだ」とのこと。年間200トンの生産量を目指し、5年以内に香港のマーケットで売りさばくことを目指しています。
他のシンジケート団も存在するようですが、このクラブもヴィクトリア州を目指しているとのこと。サウス・ギップスランド・ワイナリーへの資金援助が見込まれています。
OECDの資料によれば1995年時点での香港におけるオーストラリアワインの売上に比較すると、現在はその2倍の14百万ドルです。キャセイ航空のオーダー量も増えており、このトレンドは続きそうとのこと。
11月25日にヘラルド・サンが伝えました。最近香港に行ったといえば1996年で、それ以来行っていませんが随分と変わったのですね。(H)
GMブドウは使わない!
11月21日付けのデカンター・オンラインに載っていたものです。
要約:
Terre et
Vinというワイン生産者グループは、今後10年間遺伝子組み替えブドウをワイン生産に使用させないこと、ならびにGMブドウの研究に対して投資を行なわないようINAOに対して求めました。
アンクロード・ルフレーブによれば「2020年2月の会合でINAOはGMブドウと酵母の禁止を決定するでしょう」とデカンター誌に述べました。この動きに対して、先日もオスピス・ド・ボーヌの席上で、ネゴシアン協会の会長であるピエールアンリ・ガジェイ氏は「完全にサポートする」ということを述べました。
GM反対嘆願書に署名をしたのは、DRC、コントラフォン、ドメーヌ・ド・ラロなどの著名生産者、そしてルイジャド、ドルーアン、ロデなどのネゴシアンなども含まれています。ブルゴーニュ以外の参加者の中にはスミス・オーラフィット、シャトー・ボーカステルなどもいます。
要約終わり:
GMブドウを使うということ自体AOCをなし崩しにしてしまうようなもので、私にしてみれば当たり前にみえます。だって地域特性がなくなる。(H)
ワイン業界でのネットの使い方
この業界では、ネットを通じて販売するというより別の使い方が良いかもしれない...
南アで開発されたワインMS・マネジメント・システムは、ラベルに記載された情報から、ネットを通じて、どこで生産されたブドウか、どのような生産プロセスを使用したか、天候の状態はどうだったかという情報をバイヤーが過去にさかのぼってトラッキングできるようなシステムのようです。
すでにステレンボッシュ近郊のトカラというワイナリーで実用化されていて、他のワイナリーも採用することを検討しているようです。この中にはカナンコップ、KWV、ボシェンダール、リービークなどの良く知られたワイナリーも含まれています。
いくつかモジュールがあリます。バイヤーが欲しい情報を管理するモジュールのほかに、ワイナリー側が有効に利用できるような詳細な分析に基づくテロワールとか気候、地理条件などのデータベースモジュール、あるいはキャッシュフローや予算管理ができるモジュールなどもあるそうです。
競争に打ち勝っていくための統合ソフトという感じですかね。11月23日付けサウス・アフリカン・ワインが伝えました。
もうひとつネット関連といえば、セーフウェイ(イギリスのスーパー大手)は11月27日、準備を始めていたネット販売を取りやめにしました。広報担当のデヴィッド・ソーデイ氏によれば「金がかかりすぎるということが分かった。コアビジネスであるスーパーの運営に資源を集中すべきだという結論をだした。18ヶ月前には、状況が思わしくなかった。しかしそこから150万人の顧客をゲットすることが出来るようになった。ここに集中すべき」とのコメントを述べています。
このニュースはAFXニュース・ヨーロッパからでした。
ネットの使い方は様々で、単に販売するツールから多様化していくのでしょうね。(H)
ISOグラスが変わる?
「現在の基準のグラスでは、ワインが平面的にしか出てこない。少なくとも3倍のボリューム感があってしかるべきだ。」ということをリーデルが11月14日にロンドンで開かれたある会議で発表しました。
「現在のグラスの利点は、当然みなが使うということだ。しかし異なったグラスを使うと全く評価が違うということもよく知られていること。現在のグラスの問題はボールの大きさ。芳香が立つ白とかポートなどは良いのだろうけれども、赤ワインの持つ複雑さは表現できない」と述べました。
この情報は、先週のハーパーズにティム・アトキンが書いていたものです。このときリーデルは、機械生産のヴィヌム・エズトレムのプロモーションを行なっていたとのことで、当然自社開発のグラスは優れているとのことを言いたかったのでしょうね。ISOグラスが変わったら面白いですが、変わらないでしょうね。リーデルの今後のプロモーションが見ものです。どこまでやるのか?!(H)
ワインステート・アウォード
2001年のワインステート・ワウォードの白ワイン部門には、つきのようなワインが選出されました。
一位:ヴィラマリア、シャルドネ1999
二位:サン・クレーア、オマカ・リザーブ1999
四位:クリアヴュー、エステート・リザーブ2000
同位:モンタナ、マールボロ2000
「ワインステート」といいますのは、オーストラリアで出版されているワイン雑誌で、アメリカですとスペクテータ、イギリスですとデカンター誌に相当する雑誌です。その雑誌が主催するアウォードですので、全体で11000ワインが参加しました。シャルドネ部門では600がエントリーしたようですが、そのトップ4をキウイ産ワインが占めました。
11月27日付けスタッフからお送りしました。次号のワインステートにも載ると思いますので詳細はまたその際に報告します。
また、これらのワインを取り扱っていらっしゃるお店がありましたら、ご連絡ください。
樽町ワイン会でのワイン
実はあまりテイスティング会をやっていませんで、今回、久しぶりにやりました。テーマは「もう一度テイスティング考」ということでした。話の内容は、消費者としてのテイスティングは、自分の好みのワインを表現できるようになって、確かなワインを選べるようになること・・・というような話をしたつもりでしたが・・・。
あえて4時間前に栓を抜いたので、ランシュ・バージュも素晴らしく開いていました。シャプティエが時間とともに変化するワインで、これも非常に興味深いワインでした。全体的には、どれも品種の特徴、場所の特徴も出ていたということで「テイスティング」というテーマにしてはまずまずでした。(H)
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全てのコメント、クレームはhm@barriqueville.comまでお願いします。では。(H)