Topics&Columns(2002年7月15日)

 

くさい旅行者は違法

ワインとは直接関係のない話題ですが、とても面白いニュースを発見しました。南仏のリゾート地、ラ・グラン・モットの市長であるアンリ・デュノイエ氏が条例として導入しました。7月7日付けのアナノヴァが伝えていたものです。

要約:
汗臭いのと日焼けローションのにおいのする人物が、お気に入りのレストランにやってきて食事をすると嫌気がさすらしいのです。デュノイエ氏によれば、イギリス人が最もひどいとのこと。ヨーロッパではもっぱらフランス人が、もっとも石鹸を使わないといわれているのですがね。「お気に入りのレストランのテラスで食事とワインを楽しもうとしているときに、そんな臭う旅行者がきたらすべてがぶち壊しだ。そんな目に何回もあったし、もういいかげんやめてもらいたいと思っている」

すでに新条例案は議会を通過して明日から施行されます。街中と浜辺で衣服をつけるよう、様々な場所にサインを設けるようです。特別の計らいとしてTシャツを用意して配るようですが、宿泊業者達は、顧客を怒らせるのではないかと心配をつのらせています。名前を伏せてということで、ある人物は「彼は頭がおかしいのさ。だれもTシャツなんか着るわけない。だってTシャツを着てれば『わたしはくさいです』って言っているようなものじゃないか」と述べていました。
要約終わり:

さすがフランス人。この条例が施行されるということは、市長の案に賛同する人が少なくなかったということですね。観光で成り立っている市ではないのですか?この町は?観光客に『くるな』といっているようなものですね。水着一枚で歩き回ってもいいのが、海辺の観光地だと思いますがね。自己矛盾だ、まあいいけど。フランス人だから。(H)

 

ニュージーランドの顔

ニュージーランドのワインは今、国際市場でも急速に存在感を増していますが、なんとそのせいで羊の国というイメージからワインの国というイメージに構造変化をとげるかもしれないというニュースです。decanter.comの要約です。

要約:

ニュージーランドのブドウ生産量は118,700トンにまで伸びているがワイン産業が羊の牧場を駆逐しはじめている。

現在、NZの輸出金額は、NZ$240M(約200億円)となったが、2001年は2000年に比べて生産量も多いために、輸出量も増えるだろう。」とニュージーランド・ワイン生産者協会のフィリップ・グレガン氏は語った。だが、そのせいでニュージーランドの代表産業は、肉からブドウにかわりつつある。

昨年、業界団体であるNZ食肉協会は、生産量が今後5年間に48000トン減少するだろうと予測した。そして先月、第一次生産者組合は、マールボロの食肉加工工場が農業主体が羊からブドウに移ったことを理由に閉鎖されたというレポートをだした。

しかしながら、当のワイン産業では見方が異なっている。

「新たに作られている畑は主にヴァレー地域に多く、通常は羊の牧場に適さない場所だ。」とノーティラス・エステートのワインメーカーであるクライブ・ジョーンズ氏は語った。「食肉加工工場の閉鎖は業界内の合理化と98年から2001年にかけての旱魃が影響しているのではないかと私は思っている」

だが、彼もブドウがリンゴなどの他の作物に影響を及ぼしていることは認めている。

しかし一般的にブドウ生産は他の作物に比べて儲かるために、栽培家たちは一般的にワイン関連の投資を歓迎している。

当面、問題なのは生産過剰だ。昨年は作付面積が11300ヘクタールから12800ヘクタールへと14%も増加した。2005年には17000ヘクタールになると予測されている。

「どちらにしてもニュージーランドでは、ブドウを植えさせないようにするということは法律では不可能だ。ワイン生産者協会は長年、作付面積を増やすように呼びかけてきたし、そしてそれを裁けるだけのマーケットも開発してきたのだ。」とモンタナのマネージング・ディレクターであり、ニュージーランドワイン生産者協会の会長は語ってくれた。

要約終わり

 

スクリューキャップ

スクリュー・キャップの話題は、毎週必ずいくつか出てくるようになりました。今週はボニー・デューンとイギリスのスーパーマーケットであるTescoの試みがdecanter.comに掲載されていました。

要約:
エキセントリックな人物として有名なボニー・デューンのランドル・グラム氏は、スクリューキャップを導入するにあたり、すでに50万ドルもの資金を投じている。2001年のBig House RedおよびBig House Whiteはステルヴァンのスクリューキャップで登場する。生産総数は90000ケース。来年にはカ・デル・ソル・シリーズの他のワインにも採用し、2004年にはもっとプレミアム・ラインにも導入していく予定だ。

グラム氏は語った「コルクはワインのストッパーとしての使命は終わった。メーカーは今使っている多額の宣伝費をコルク開発にまわしてよりよいコルクを作るべきだ。」
要約終わり

要約
イギリスのスーパーマーケットチェーンのテスコは新世界のイメージが強いスクリューキャップを旧世界にも広げる試みを行っている。

テスコでは、「Unwind」というハウスブランドを展開しているが、非常に評判がいい。これをフランス、イタリア、スペインの生産者のワインにも広げようとしていますが、抵抗はやはりあります。

「むこうから言ってくる生産者もあれば、こっちからアプローチする生産者もいるよ。この問題はセンシティブだからね。でも全身全霊をかけてやりぬくだけの価値のある問題だとわれわれは思っている。」とはワイン部門のマネージャーであるアン-マリー・ボストック氏の発言。

どの生産者がスクリューキャップの生産に合意したのかについては口をかたくとざしている。だが、秋には発表されるという。赤も白もあり、ほとんどはテスコの自社ブランドになる。

テスコは「Unwind」シリーズの売れ行きについて強気の見方をしている。10週間に150万本のスクリューキャップのワインが売れ、店頭調査によると60%が「ワインにスクリューキャップを使うのはいい」と答え、65%が買うと答えている。

「この調査結果は業界で以前に調査したものよりもポジティブな反応になっている。これは消費者がより強く、より広い選択肢を望んでいる結果だと思う」。とテスコでは結論づけている。

 

初めてのVinexpo America

日本でもおなじみのVinexpo Americaですが、アメリカでは初めて今秋に行われるようです。

要約:
これまでボルドーおよびアジアの3カ国で行われていますが、今年10月22日から24日の日程で、アメリカでも開催される予定です。事務局では12000人から15000人の出席を予想しています。場所はニューヨークのマンハッタン、Jacob K Javits Convention
Centerで、人気セミナーはロバート・パーカーとミシェル・ロランがボルドーワインの20年について語るセミナーです。そのほかにも35から40のイベントが予定されています。

Vinexpo Americaは、Vinexpo Bordeauxの傘下にあり、今回はじめてここで開催される理由として、会長は1995年からワインの消費量が毎年2から5%伸びつづけており、スピリッツの消費量も7%伸びていることをあげています。
要約終わり
  

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