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ラフィット、シャローン、そしてコンステレーション 新たなM&Aの話。5月17日以降いくつかのソースでうるさいぐらいに伝えられたものです。まとめました。 【まとめ】 新会社が設立されれば、DBR、CWG、コンステレーション、ハニーアスの全ての参加者がプレミアムブランドを、新会社の経営に移す。さらにその新会社の元でDBRが、ナパで新エステートを開発する。 新会社のCEOには、アガスティン・フランシスコ・ハニーアス氏が就任する予定である。ハニーアス氏は、クインテッサやCWGのただ一人の従業員も首にしないと言い切る。 CWGのCEOであるトム・セルフリッジ氏は、この提案を先週末にDBRから耳にしたばかりで、役員会でまだ検討の余地があると言い、ディールが完了したわけではないとしている。「法的にどうなるのかちょっとナーバスになってます」とコメントした。 コンステレーションのスポークスマンであるフィリッパ・ドローキン氏によると「高級ワインセグメントを強化しますし、ファインワインでも全米最大のポジションになります。コンステレーションは規模があります、ロッチルドには技術がある。そしてハニーアスには新ブランドを作り出せる能力がある。」 DBRのエリック・ド・ロッチルド男爵は、「シャローン・グループとは15年間いっしょにやってきています。この提案が実現すれば、より協力で影響力の強い一つの会社が出来上がるでしょう」と述べた。 コンステレーションのブランドは、現在フランシスカンとクインテッサ、そしてCWGのブランドは11にも上る。ナパ地区で、ヒューイット、アケイシア、ソノマのムーン・マウンテン、サン・ミゲルのエチェロン、サンルイオビスポのエドナ・バレー、さらにワシントン州にもセージランド、カヌー・リッジがある。 相変わらず元気の良い海外のワイン業界です。先週の話題を憶えていらっしゃいますか?ムートン・バロン・フィリップ、ドルーアンとトーレスのアライアンス。これは大企業包囲網に負けない、家族経営企業の強固なアライアンスを作ろうというものでした。今回は大企業化の流れの方のアライアンスととらえられるでしょう。 海外のリカーコングロマリットと日本企業との提携状況はどうなってるかというと・・・ホントにこれ消費者には関係ない話題が多すぎますね・・・反省。といいつつ気になるので・・・
ふむふむ。(H) 「緯度30から50が生産地」はもう古い このタイトル、ジャンシス・ロビンソンが言うのであれば問題ないでしょう。5月20日SFゲイト・ドット・コムから。 【要約】 ザ・ワールド・アトラス・オブ・ワインの筆者であるミチェル・ビーズレー同様、私も従来のワインマップはどのようなものか良く知っている。だいたい緯度は30から50の間が、ブドウ栽培には適している。 しかしこれも急速に変わり始めた。地球温暖化のために高緯度−イギリスの田舎、そしてオランダ、デンマーク、ポーランドでも栽培が可能になりつつあるだけでなく、チリのサンチャゴから1000km南部の地域でもブドウ栽培をしている。 <ブドウ栽培は進化する> これは昨年11月にブラジルを訪問した際にそう思わざるを得なかった。サン・パウロ滞在の初日、赤道から緯度で8〜9度ほどした離れていないブラジル北部のサン・フランシスコ・バレー産のワインの試飲をさせられた。その時の深い色の赤ワインは、エクスパンドという地元の卸と、ポルトガルの生産者ダン・スルとの共同で生産されたものであった。シラーとカベルネのブレンドだが、それらは、バレー近隣で他のフルーツと一緒にほとんど砂漠と言える地域のペゴラで栽培されている。 多少時差ぼけした舌であったが、完璧に尊敬に値する、そしてまさにモダンな、大量市場向け赤ワインであった。イギリスのスーパーをターゲットにした、「リオ・レッド」とも呼ばれるべきワインである。 そして2、3日後、ブラジルのベストといわれるワインを試飲したが、その際に、やはり亜熱帯地域産の2002年テッレノーヴァ・シラーズに出会った。ブラジルではもっとも有名なミオロが生産している。果たせるかな、こちらも完全に飲める、ウルトラモダンな筋肉質のワインであった。6トン/エーカーの歩留まりという。 <卓越したコントロール技術> しかし今日、栽培科学者達は、植物は以前考えていたよりもより[造形的」であるとする。つまり、植物を新たな環境におけば、驚くほどにその新たな環境に適応していくのである。あるケンブリッジの科学者は、最も温度の高いところで生息するインドの植物をケンブリッジで栽培しているという。ケンブリッジは、イギリスでも最も凍える町である。 私が「新緯度ワイン」という言葉を思いついたタイでは、5以上のワイナリーが存在する。もっともアグレッシブなワイナリーは、1996年設立のサイアム・ワイナリーで、レッド・ブルという健康ドリンクを開発したクン・チャラーム・ヨーヴィジャ氏が設立した。現在タイのワイン文化を発展させようとしている。 <浮かぶブドウ畑> 彼らは同時に、タイ北部のガオ・ヤイ市に近いタップ・グワング地方で実験的なブドウ畑を持っている。ガオ・ヤイはシンハ・リールのワイン子会社の名でもある。また、中国のワイン生産者であるチャンユーは、先ごろタイのインポーター達との合弁事業の計画を発表した。シャトー・デ・ローエイは、対北東部でワインを生産を開始し、既に10年になる。これら生産地の緯度は全て北緯18度を下回る。 いまやワインは世界中で人気を集めつつあり、ヴェトナム、南部インド、エチオピア、ケニヤ、ボリヴィア、ペルーその他の低緯度の地域でもブドウ畑の開発が進んでいる。「新緯度ワイン」、すばらしいワインであるとはにわかに信じがたいが、「新世界ワイン」も同じように思われた時代はそんな古くはない。 「浮かぶブドウ畑」面白い!中国でも付加価値の高い農産物ということで投資が推進されてきています。国家挙げての大事業です。 最近、こういう新たな生産地域の話題を目にしますと、いつもワイン産地としての日本の戦略を真剣に考えるべきだと思います。ほっておくと40%を占める国内産ワインですが、その市場を維持するのも今後は困難になるかもしれません。海外勢が市場を抑えてしまう日々はそう遠くないです。(H) ロバート・パーカーがカンヌ映画際に登場 「モンドヴィーノ」というタイトルの映画。キムタクとか、14歳の日本の少年が主演男優賞受賞とか騒いでおりますが、ワイン愛好家の皆さんにはこちらが重要でしょう。 映画監督はジョナサン・ノシター。上映時間2時間38分という長時間ドキュメンタリー。ロバート・パーカー・ジュニア氏のその影響力を取材したドキュメンタリーです。ノシター監督自身が、ワイン界のスター、業界人、なんでもない人々を取材して回るというものです。 パーカーがワインアドヴォケイトを開始した経緯なども描かれ、ノシター監督が「彼は全くの正直者です」と述べるRパーカーの性格が伺い知れる映画のようです。同時に、パーカーワインを生産するミシェル・ロランにもフォーカスがあります。ジャーナリストのロン・ディッカーによれば、【引用】伝統的なヨーロッパの生産者に向って、「マイクロ・オキシジェネイト」−これはワインタンクに酸素を吹き込むことで、ワインが早期に飲めるようになるというものですが−その短いアドバイスだけして、ロランは去る。【引用終わり】というシーンがあるようです。 惜しくもマイケル・ムーア監督の「ファーレンハイト911」には敗れましたが、業界の注目は浴びることになるでしょう。いくつかのソースで伝えたものでした。(H) その他のトピックおよび「ワイン村」トピック 今週は結構面白い話がありました。
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